
虫の中で一番、人間に嫌われているのは、蚊とゴ○ブリのどちらでしょうか。その他にも虫と言ったらハエとかハチとか毛虫とかいろいろいますが、出てくる場所が限られているせいか、それほど神経質に嫌いと言っている人はあまり見かけません。
私個人的には、字を見るのも嫌と思わず伏字にしてしまうくらい不快なのはゴキ○リですが、夏にしか出てこないけど、刺すし・かゆいし・腫れるし・プーンと飛ぶ音が不快だし…という理由で蚊も嫌いです。家族や友達と比較しても、やたらと刺されやすいのも嫌いな理由のひとつ。勿論、今年も刺されまくりました!最高は一度に七ヶ所。夏はムヒを持ち歩いてます。
今年は予防されていたのか大きなニュースはありませんでしたが、去年はデングウイルスを媒介する蚊も話題になってました。かゆいだけでなくデング熱も発症するとかで、この蚊は東南アジアなんかではよくいる種類らしいです。それ以外でも蚊は、いろいろな病原菌を媒介するとか。かゆいだけでない厄介な存在です。
そんなわけでもう涼しくなって秋になりつつありますが、蚊にモテモテの私が、蚊に好かれる条件と色を調べてきました。
蚊に刺されやすい条件って?
血液型とか甘党とかアルコールを飲んでいるとか、刺されやすい条件で上がるのをよく聞きます。






この辺がよく言われる条件でしょうか。ですが私、暑いのは苦手ですが甘党以外は当てはまってません。臭い人も当てはまって…ないと…信じたい…。
ついでに実体験として、夏に田舎の親戚のところへ行った時など、おじさんたちはランニングにトランクスみたいな露出の多い格好で昼間からお酒を飲んでそのままお墓参りに行ってたりしますが…(おいおい)、ズボンに長袖で帽子を被り首にタオルを巻いて虫よけスプレーをかけまくりで完全防御の怪しすぎる格好の私の方が蚊に刺されまくったなんてのも毎年のあるあるネタになってます。
つまり、


のではという推測が成り立ちます。
まあ実際、アルコールを飲んでいると刺されやすいの根拠は、蚊は二酸化炭素に反応するからだそうで。お酒を飲んでいる人はアルコールを分解するために二酸化炭素を多く排出しているらしく、その息で獲物発見!となるようです。ですがそれよりも私の方が刺されるってことは、私は普段から二酸化炭素を吐きまくっているんでしょうか…。
体温が高い・汗をかいているというのも、それらを蚊が察知して獲物を見つけるから。太っている人は、痩せている人よりも表面積の露出が大きいのと体温や汗をかきやすいなどの理由があるため条件に挙がっているわけです。
上の実体験で言うと、お酒を飲んでいる人の方が体温は上がっている気がしますし、汗をかきやすいのも飲んでいる人の方ではないかと。でも冷房ガンガンかけてアイス食べていても刺される私。
匂いに関しては、これらも臭いで獲物を認識するので体臭のある人の方が刺されやすいとか。天然の(?)臭いだけでなくて香水などにも反応するんだそうです。虫よけのスプレーを作ったはずがかえって虫が寄ってきた、なんてこともあるそうな。殺虫成分があれば退治できますが。でも香水プンプンの人よりやっぱり刺されやすいよ!
残りの条件としては、甘党がありますが、私より甘党でコーヒーにはお砂糖たっぷり、おまんじゅうやケーキが大好きな友達よりも、やっぱり私の方が刺されまくりです。同じ場所にいても私だけ蚊を引き寄せてます。彼女はちなみにO型です。
それじゃあもしかして、

なんて最後には被害妄想も入ったり。煙は避けていると寄ってくるなんて言いますが、蚊もそうなんでしょうか?
蚊が好む生態環境って?
実は上の刺されやすい条件以前に、蚊が好む環境というのがあります。水があって薄暗いところで生まれ育った蚊のうち人を刺すのはメスの蚊だそう。産卵のための栄養補給で血を求めてやってくるんだとか。ふーん、ママだと思うと許せ…るわけないよね!
このママ蚊はいつもは薄暗い物影や壁際で休んでいます。そして獲物を見つけると寄って来てチクリと刺して血を吸っていくわけです。敵に見つかりにくい場所=暗いところが好き。
服装だと、黒など暗めの色が好かれやすい。白より黒い服の方が蚊が寄ってきたという実験結果もあるそうな。なので夏場に黒いスカートなんかを履いていると隠れ場所+獲物がいると寄ってきます。スカートの下に入り込まれた時はもう地獄です。
スーツや制服の定番ファッションも、大体、上は白など明るい色のシャツで下は黒とか紺とか暗い色が多いので、足元を狙われないよう注意しましょう!
また上で挙げた露出の多い田舎のおじさんは、白いランニングと薄い色の短パンとかトランクスだったりして、蚊からしたら好きじゃない色なのもあるのかも!
つまりは一生懸命に着込んでいても黒はいけません。来年からは明るい色の上下で防御しよう!
まとめ
そんなわけで、蚊に刺されやすいとされる条件はいくつかありますが、相手が虫だけに原理は分かりやすく、蚊から「獲物として察知されやすい」何かを発しているというのが大体の根拠です。
とはいっても実体験からすると必ずしも「これだ!」と断言できる特定要素は見つかりませんでした。複合的なものとか、もしかしたら蚊にモテやすいフェロモンなんかもあるのかもしれません。
一方で蚊が好む環境や色は生態から分かっています。それは暗い場所、物影、黒色。
最近はその辺の性質を利用した空間や壁に吹きかけるスプレー式の虫よけも人気のようです。「蚊がいなくなるスプレー」などの商品名で出てていますが、先に殺虫成分を吹き付けておくことで、寄ってきた蚊が触れた時に退治できるという原理です。こちらは昔ながらの蚊取り線香やコンセント式の殺虫剤より効果があるという話もあって、ドラッグストアでも特設コーナーができてました。虫よけの業界も進歩しています。
蚊の方も人間と共存するため、刺しても病気を媒介しない、かゆくならない腫れないように進化しないものでしょうか。それでも「好き」にはなれないけど…。