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希望、憧れ、不吉な前兆、不幸、神との契約、多様性、同性愛、平和、祝福
虹色にまつわるあれこれ

虹は水滴に太陽の光が反射した時にできるもの。水と切り離せない。

科学が発達するまでは不思議な自然現象であり、日本でも世界でも神の啓示として吉凶を示したり、神話、神様の逸話が多い。

中国では不吉らしい。上で書いた通り、水と切り離せないこと、虫偏であることから、しばしば竜や蛇と同一視される。この喩え方は中国に限らず世界各地でも見られる。

日本では昔は不吉なものと言われていたと聞いたが、由来がはっきりしない。子供の頃、祖母に虹は指差してはいけないと言われたこともあるが、これも現代では聞かない話。理由は当時聞かなかったので不明。

ヒンドゥー教のホーリー祭という春の祭りでは、人々はカラフルな色粉を全身に塗る。虹色のお祭り。

虹の終わりはなかなか辿り着けないとされる。そのため海外では虹の終わりの地面には黄金入りの壷があるという埋蔵金伝説もある。そのため英語で「pot of gold at the end of the rainbow」は見果てぬ夢・夢のような幸運を示す。

創世記9章13-17で、神がノア(箱舟の人)と息子、地上の動物たちに「私は雲の中に虹を置く。これは私と地との間の契約の印となる」と宣言した。そのため虹はキリスト教で神との契約、約束の印を示すこともある。

厄年には7色のものを身に付けるといいという話がある。お守り「アミュレット Amulet」の一種。

虹の色について、日本では当たり前のように七色と言うが、この七色の元はニュートンの研究発表によるもの。何色とするかは、国や民族によって色々違うらしい。詳しいことは、鈴木孝夫著「日本語と外国語」に色々書いてある。大雑把には、下記の通り。
日本は7色 「赤、橙、黄、緑、青、藍、菫(紫)」
米国は6色 「赤、橙、黄、緑、青、菫(紫)」
ドイツ5色 「赤、黄、緑、青、菫」
ロシア4色 「青、緑、黄、橙」
参考→
レファレンス協同データベース@虹の色は何色か?上の「日本語と外国語」から引用されている。

虹の色は境界がない(そのため何色かもはっきりしない)ため、多様なものが共存しているシンボルとされる。そこからLGBTのシンボルとして、レインボーフラッグはゲイパレードなどで掲げられたりする。この虹は一般的に現代では6色で描かれる。
参考→
東京レインボープライド
[外部リンク]
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